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最新のSupermicro RSD 2.1でプール・オールフラッシュNVMeコンポーザブル・ストレージを発表

*高度なペタ規模のNVMeプールストレージは最大12のホストによって共有され、柔軟な高性能クラウド・インフラストラクチャー向けのOpenStackからダイナミックに管理される

エンタープライズコンピューティング、ストレージ、ネットワーキングソリューション、グリーンコンピューティング・テクノロジーのグローバルリーダーであるSuper Micro Computer, Inc.(スーパーマイクロ・コンピュータ、NASDAQ: SMCI)は10日、高スループットingestHPC、データ分析、ビデオストリーミング、CDN、ソフトウエア定義ストレージ(SDS)環境などのアプリケーション向けのプール・オールフラッシュNVMeコンポーザブル・ストレージをサポートするSupermicro Rack Scale DesignRSD2.1のリリースを発表した。

 

Photo - https://mma.prnewswire.com/media/663839/Super_Micro_Computer_Peta_scale_NVMe.jpg

 

Supermicro RSDは、クラウド・サービスプロバイダー、テレコム、フォーチュン500企業がアジャイルで優れた効率の独自のソフトウエア定義データセンターを構築したり、既存のデータセンターを拡張したりすることを支援する。Supermicro RSDはインテル(R)ラック・スケール・デザイン(インテル(RRSD)をベースにしており、オープン標準で構築され業界向けのデータセンター・アーキテクチャーである。インテルRSDは、大規模データセンターが新しいデータセントリック・アプリケーションをサポートすることに役立つ。このアプリケーションは、大容量の超高速ストレージを共有するために必要であり、スピード、アジリティー、オートメーションを向上させる。データセンターが爆発的に増加する環境の中で、インテルRSDはより大きな柔軟性とスケーラビリティー、より高いセキュリティー、より優れたコントロールをインフラストラクチャー設計に提供し、資本投資(capex)と業務費(opex)の大幅節約を実現する。

 

Supermicro RSDは、異なるベンダーや複数のサーバー世代に一貫性がある業界標準のRedfish Restful APIを搭載する分散型サーバー、ストレージ、ネットワーキングのラックを管理する。Supermicro RSD 2.1は高性能、高密度、分散型のNVMeストレージをサポートし、データセンターの効率を大幅に向上させ、利用範囲を拡大し、コストを低減する。インテルRSDバージョン2.1仕様に基づくこのテクノロジーが登場したことは、パラダイムシフトの始まりとなり、データセンターの効率を大幅に向上させ、稼働率を拡大し、コストを軽減する大規模データセンターにおける真の分散型リソース・プールの展開を可能にする。

 

Supermicroのチャールズ・リアン社長兼最高経営責任者(CEO)は「1Uのラックスペースを占拠するだけのオールフラッシュNVMeストレージシステムは、12のホストが同時共有できるSupermicro RSD 2.1を搭載した2分の1ペタバイトの高性能ストレージ向けの32基ホットスワップ2.5インチNVMe SSDをサポートする。ダイナミックなコンポーザブル・サーバーノード、効率的なストレージ利用、個別にアップグレード可能なコンピュート・リソースを備え、高度なNVMeプールストレージを搭載する当社のRSD 2.1ソリューションは、効率的で柔軟なハイパースケール・データセンターに最適である。ちなみに、われわれは大手自動車会社向けにHadoopワークロードを駆動する32ドライブ・システムをすでに展開している」と語った。

 

Supermicro RSD 2.1は最適互換性のために、インテル(RXeonR)スケーラブル・プロセッサーに加え、インテル(RXeonR)プロセッサーE5-2600 v4ファミリーをサポートするSupermicro X10-gnerationサーバーおよびストレージシステムをサポートするすべてのX11-generationサーバーおよびストレージシステムで動作する。この世代間にわたるハードウエア互換性は、Supermicroの顧客の投資保護に加え、新規データセンター構築ないしは既存のものの拡張のいずれかを選ぶ柔軟性を提供する。さらに、Supermicro RSD 2.1は、エンドツーエンド・クラウド・インフラストラクチャー展開を可能にするRestful Pod Manager APIを使用したOpenStackなどその他のデータセンター管理ソフトウエア・レイヤーと強固に統合されている。

 

データセンター・リソースをスケールアップする従来の一般的な方法には、コンピューティング、ネットワーキング、ストレージを固定された比率でサーバーノードを追加することが含まれる。リソースの異なるライフサイクルのため、全体のサーバーノード・セットを全面的にアップグレードすると、往々にして貴重な投資の時期尚早な引退とリソースの不十分さが生じる。このため、NVMe-oFNVMe over Fabric)のようなSupermicroの省資源の分散型NVMeストレージソリューションは、より効率に優れ柔軟なハイパースケール・データセンターの構築を望む顧客にとって大変貴重である。

 

このSupermicro RSD 2.1省資源の詳細な情報はビデオ(https://www.youtube.com/watch?v=84AL3V4HuJ4 )を参照。Supermicro RSDの詳細はウェブサイトhttp://www.supermicro.com/solutions/SRSD.cfm でも参照できる。

Supermicro RSD 2.1のその他の主要な機能は以下の通り

  • データセンター管理者にRSD管理下にあるすべての物理的アセットの一覧を提供するインタラクティブなダッシュボード
  • Supermicro Pod Manager UIの物理的なラックおよびシャーシのインタラクティブおよびトポロジー的な一覧。管理者はラックの中のシャーシを選択し、ラックおよび関連機能の物理的なポジションであるBMC IPアドレスなどコンポーネント・レベルの詳細まで掘り下げることができる。
  • システム一覧、利用、CPU、メモリー、コンポーネントノードに関する分析およびテレメトリー。履歴データによって、ユーザーはシステムがどのように利用されているかを理解するだけでなく、今後起こり得るシステム挙動を予測することを可能になる。

顧客は現在Supermicro RSD Solution Centersで、Supermicro RSD 2.1システムの柔軟性、性能、効率、マネジャビリティーを評価することができる。それぞれのセンターは現地訪問、リモートアクセスの両方をサポートしており、顧客はRSDグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)ないしはコマンドライン・インターフェース(CLI)を使って特定のワークロード向けのハードウエア・リソースをダイナミックに設定することができる。

 

Supermicro RSD Solution Centersを体験し、自らのワークロードで検証作業を開始したければ、電子メールtotal_solutions@supermicro.com Supermicroにコンタクトしていただきたい。