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Supermicro、リモートアクセスによるテストと検証機能を備えた ラック・プラグアンドプレイ・クラウドインフラストラクチャを発表

エンタープライズKubernetesコンテナ向けのトータルラックソリューションにより RedHat OpenShiftベースのシンプルなクラウドコンピューティング向けターンキーソリューションを実現し、 オンプレミスのインフラストラクチャコストを最大70%削減

カリフォルニア州サンノゼ、2021 年 9 月 21 日 -- Super Micro Computer, Inc. (Nasdaq: SMCI)は、エンタープライズコンピューティング、ストレージ、ネットワーク、グリーンコンピューティングテクノロジーのグローバルリーダーです。同社は、リモートアクセスによるテストと検証 プログラム であるSupermicroラック・プラグアンドプレイ・クラウドインフラストラクチャ「JumpStart」プログラム(以下、Supermicro JumpStart)を発表しました。Supermicroラック・プラグアンドプレイ・クラウドインフラストラクチャ・ソリューションは、ワールドクラスのクラウドインフラストラクチャ向けのサーバーや、ソフトウェア、ストレージ、ネットワーク、サービスを組み合わせています。さらに、事前構成済みおよび事前検証済みのラックレベルでトータルに構成し、社内クラウドソリューションの設計と導入をカスタムする際の負担を解消します。このSupermicro JumpStartプログラムにより、ユーザーは展開前にクラウドソリューション上で、リモートアクセスにより遠隔からワークロードのテストと検証を実行することができます。

多くのお客様が、ホステッド・クラウドを利用する際のコストの増加に負担を感じている場合が多く、クラウドのワークロードをより低コストの社内インフラストラクチャに再配置することを検討するケースが増えています。しかし、社内だけでカスタムソリューション構築することは控えたいと考えています。そこでSupermicroは、RedHatおよびインテルと共同で、数週間や数か月ではなく、数日でスケーラブルなクラウドインフラストラクチャを立ち上げることができるターンキーソリューションを提供します。対象の基本構成は、購入することも可能です※1

Supermicroの社長兼CEOであるチャールズ・リアン(Charles Liang)は、次のように述べています。「Supermicroラック・プラグアンドプレイ・クラウドインフラストラクチャ・プログラムは、今日の企業に、画期的な費用対効果の効率化を提供します。ハードウェアとソフトウェアを含む、既製品を構成した検証済みのラックシステムをすぐに利用できるため、迅速な展開とシステムのオンライン化が可能です。このプログラムは、お客様の設計の手間と時間を省くことができます。最新のSupermicro JumpStartの取り組みでは、インテルのCPU、インテルOptaneパーシステント・メモリー、オールフラッシュNVMeストレージ、100GbEネットワークを活用し、世界最高峰のパフォーマンスを実現しています。RedHat OpenShift Container PlatformとSupermicro JumpStartのリモートアクセスによるテストと検証の構成により、お客様は効率的でスケーラブルなオンプレミス型クラウドへの移行をすぐに開始することができます。」

Supermicro JumpStartの構成は、Supermicroラック・プラグアンドプレイ・クラウドインフラストラクチャ・ソリューションの完全なポートフォリオから用意されたエントリーレベルのオプションで、追加のパフォーマンス、モジュール性、大容量、特殊な設計への対応も可能です。このターンキーソリューションには、ラック、ケーブル、電源、冷却インフラストラクチャが含まれており、大規模なソリューション展開を簡素化します。数百のインスタンスやコンテナをサポートすることができ、ホステッド・クラウドと比較して、最大70%*2の総所有コスト(TCO)改善を実現します。

Red HatのCore Cloud Platforms担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーであるジョー・フェルナンデス(Joe Fernandes)氏は次のように述べています。「Red Hat OpenShiftは、業界をリードするエンタープライズKubernetesプラットフォームであり、あらゆるインフラストラクチャに一貫性を提供することで、大規模なアプリケーションの構築、展開、管理を向上します。OpenShiftのパワーにインテルのプロセッサーとSupermicroのクラウドインフラストラクチャソリューションを組み合わせることで、企業はコストを削減し、当面のワークロード要件をサポートするだけでなく、より洗練されたシステムでの必要に応じて、将来の成長要件にもより適切に対応することができます。Supermicroおよびインテルとの協力により、オープンハイブリッドクラウド全体でお客様をサポートできることを嬉しく思います。」

インテルのグローバルデータセンターセールス担当コーポレートバイスプレジデントであるローズ・スクーラー(Rose Schooler)氏は次のように述べています。「インテルはSupermicroと協力し、革新的なソフトウェアソリューションのテスト向けに、最新のインテルXeonプロセッサーを搭載した、完全に構成済みですぐに使えるシステムのクラスターを提供します。AIアクセラレータを内蔵した当社の第3世代インテルXeonスケーラブル・プロセッサーは、新しいクラスのアプリケーション開発を可能にし、優れたパフォーマンスを実現します」

Supermicro JumpStartプログラムにより、Supermicroのお客様はすぐにアプリケーションの検証とベンチマークを開始することができ、ソリューションを実際に体験できます。本プログラムへはすばやく、かつ容易にアクセスできます。ご興味のある方は、Supermicroの JumpStart ポータル から 登録していただき、安全なポータルを通じてソリューションにアクセスすることができます。

製品ポートフォリオ

Supermicro JumpStartの構成は、マルチノードのBigTwin® 2U 4ノードシステムをベースに、各ノードに最大320コアの第3世代インテルXeonスケーラブル・プロセッサー、16TBのメモリー、736TBのオールフラッシュNVMe PCI-E 4.0ストレージを搭載しています。さらに、最大1.1PBのオールフラッシュNVMe PCI-E 4.0ストレージ、NVMe-oF用100GbEスイッチ、25GbEスイッチを備えた3台の1U Ultraシステムにより、オンプレミスのオブジェクトストレージに、優れたデータおよびストレージネットワーク性能を提供します。これは、Supermicro Red Hat® OpenShift® リファレンスアーキテクチャの縮小版の高密度ソリューションです。このソリューションは、業界をリードするエンタープライズKubernetesプラットフォームであるRed Hat OpenShiftをベースとしています。Supermicroラック・プラグアンドプレイ・クラウドインフラストラクチャでは追加の構成を利用することも可能で、Supermicro Ultra、SuperBlade®、CloudDC、エッジコンピューティングプラットフォームを利用した構築ができ、効率、規模、パフォーマンスに合わせて最適化が可能です。

※1:購入をご検討の際は、Supermicroの国内営業 Sales_Inquiry_JP@Supermicro.com までお問い合わせください。

※2:Supermicroの自社推計にもとづく