メインコンテンツに移動

ローレンス・リバモア国立研究所(LLNL)が COVID-19 の研究のために Supermicro システムを選択

4U 8-GPU サーバーが、最先端研究用途の最大 11 ペタフロップスの計算能力を提供する統合システムのクラスターで採用

San Jose, Calif., 2020 年 10 月 7 日 -- Super Micro Computer, Inc. (Nasdaq:SMCI) は、エンタープライズコンピューティング、ストレージ、ネットワークソリューション、グリーンコンピューティングテクノロジーのグローバルリーダーです。同社は本日、LLNL が COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の治療法を追求する科学者に強化した計算能力とリソースを提供するため、Supermicro を選択したと発表した。このクラスター用の Supermicro 4U 8-GPU サーバーは、約 1000 個の AMD Radeon Instinct™ MI50 グラフィックス・アクセラレーターを搭載し、AMD の最先端 EPYC™ 7002 CPU と組み合わせてクラスターを拡張することで、高度な計算処理向けに最大 11 ペタフロップスの計算能力を提供します。

Supermicro の社長兼最高責任者(CEO)であるチャールズ・リアン(Charles Liang)は次のように述べています。「当社の市場をリードする 4U 8-GPU サーバーは、当社の Building Block Solutions® アプローチを活用した柔軟なサーバーで、LLNL がクラスター要件に合ったカスタマイズができるよう、低遅延なアクセラレーター性能向けに最適化されています。社会が直面している最も重大な問題の1つである、COVID-19 の世界的大流行を壊滅させるべく研究者や科学者がワクチンを発見することを支援するために、LLNLと協力でき、非常に嬉しく思います。ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)クラスターと機械学習テクノロジーを必要とする主要な機関と協力し、高度な計算処理を実行して、画期的な研究が行われることは大きな喜びです。」

米国エネルギー省は、コロナウイルス支援・救済・経済安全保障法(CARES)からの資金提供を受けて、2017年の皆既日食にちなんで命名された 「コロナ・スーパーコンピューター」 を拡張しています。今回追加された計算能力によって、研究者は、治療法の解明のために重要な、膨大な計算量の分子動力学シミュレーションをより適切に処理できるようになります。

研究所の COVID-19 研究と、迅速な対応への取り組みを率いる、LLNLプログラム担当アソシエイトディレクター Jim Brase 氏は次のように述べています。「コロナシステムは、COVID-19 の予測生物医学モデリングの能力における大きな進歩です。これによって、ウイルスの構造と機能についての高度なシミュレーションを開発し、大規模な機械学習を使用して新しい治療法を発見、最適化することができるのです。このパフォーマンス向上は、コロナシステムのパンデミック対応が加速することにつながります。」

AMD のデータセンター・組み込みソリューションビジネスグループ・シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーである Forrest Norrod 氏は次のように述べています。「私たちは Supermicro と協力して、パンデミック研究のために、高度な AMD ベースのハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)システムを LLNL に提供できることを嬉しく思います。当社の AMD EPYC CPU と AMD Radeon Instinct GPU により、科学者はゲノミクス、ワクチン開発、その他の科学分野の計算ワークロードで、新たな計算能力を活用できるようになります。」